実写版ミー


ミーは実在した!?

 

実写版っていうか、こいつのが先なんだけどね。
写りが悪いのは我慢してくだされ。
ばかちょんカメラ(所謂使い捨てカメラ)で撮影したものだし、
それより何より、私の腕が悪いだけなんだから。

ミーの母親はノラ猫で、我が家の庭先にメシを食いに通っていた。
それを何年もかけて、なんとか懐かせようと母と共に試みる。
その甲斐あって、ミーとその同期のやつはすっかり我が家に居着いてしまった。
だけど、一応我が家の飼い猫ではないってことになっていた。
ゆえに、人がいるときには家に上がれても、出かけているときや夜寝るときは外に出していた。
が、猫と寝るのが好きな私は、夜寝る前に自室の窓を15cmほど開けておいたものだ。
そうすると、ミーが夜中にやってきて、一緒に寝てくれたのだ。
真冬だろうがなんだろうが窓を開けておいたため、
風邪をひくことなく冬を越せた、というのは余談である(笑)。

ミーは女の子。
よそのお宅の計らいで避妊手術を受けてたため、子供を生む心配はなかった。
だが、その手術をしてくれた家にはときどき顔を出す程度で、
もっぱら我が家にいたあたり、なんだか申し訳ないような気もする。

大学時代、この館を作る際、ミーを案内役として採用することにした。
そしてまったく似てない絵になって、現在もここで活躍しているのである。
ミーの写真を載せるのは、大学時代からずっとやりたかったことなのだ。実は。

 


戻る