三河弁講座中級編


この中級編では、若い世代からおじさんおばさん世代でも使われているようなもの、 および私が昔当然のように使っていたもの、今でも使っているものを紹介します。
ただ、選択の判断基準は私にあるので、偏見があったりするかもしれません。
それでも、ここに載せたものをマスターしていれば、 地元民との会話で困ることはあまりないと思います。


うちら

「私たち」という意味。
ただし、単体で「うち」=「私」という使い方はしません。

うら

「裏」ではなく「うしろ」という意味です。
「うらの黒板」といったら「背面黒板」のことです。 「うらの掲示板」も学校に堂々とあるってことになりますね(笑)。

おこれる

「むかつく」みたいな意味です。
つまり、「チョーむかつく」を三河弁にすると「どおこれる」になるわけです。

こすい

「ずるい」という意味です。

米をかす

「米を研ぐ」ことです。

さばくる

まわりのものをぐしゃぐしゃにしながら何かを探す様をいいます。
机の中だとか、押入の中だとか、限られた空間での動作です。
「さばくった」あとは整頓されているとは言い難い状態になっています。

〜さら

「〜ごと」という意味です。
<例>
「そのみかん、かごさら持ってきて」(そのみかん、かごごと持ってきて)

車校

「自動車学校」のことです。
若者の間でしか使われていないと思われます。

ずる

「ひきずる」という意味です。
学校で机を運ぶときに、ずりずりと机を引きずっていると、先生に
「机ずっちゃぁいかんに」(机を引きずってはいけませんよ)
と言われます。

洗濯物をよせる

「洗濯物をとりこむ」ことです。

〜だかん?

「〜ですか?」というように、疑問を表します。

たるい

「つまらない」

〜だん

「〜ですか」疑問というより追求です。
怒りとかあきれなどの感情が含まれています。
<例>
・こんなに散らかして、何やっとただん!? (こんなに散らかして、何やってたの!?)

血が死ぬ

「青あざができる」

ちみくる

「つねる」

ちゃっくー

「教科書ガイド」

ちゃっと

「早く」

ちんちん

とても熱い状態をいいます。
<例>
・お風呂がちんちんだに (お風呂(のお湯)がとても熱いよ)

とっぴ

「取った」という意味です。 お子様言葉、というか、主に小さい子供が使ってます。

とろい

「遅い」とか「鈍い」とかいう意味ですが、その対象をばかにしている言葉です。

ばーばー

「たくさん」という意味ですが、流れているものに対して使います。
<例>
・車がバーバー走っとる

はぜる

「割れる」「破裂する」という意味です。
「割れる」といっても、内側からの力により割れるときに使います。
<例>
・風船がはぜた (風船がわれた)

B紙

B0くらいのでかい紙のことをいいます。

ふんごむ

ぬかるんだところなどで、足が泥に埋まるようなときにいいます。
2,3cmも埋まれば「ふんごむ」といいますでしょうか。
最近は、道路は舗装され、空き地もなくなってきたので、「ふんごむ」ようなところは少ないですね。

放課

授業と授業の間の休み時間を指します。
世間一般でいう「放課後」のことは「授業後」といいます。
私は小学生の頃、「放課」の「後」は「授業」なのに、なぜテレビでは「授業後」のことを「放課後」と言っているのだろう、 と本気で悩んでました。

まざる

「仲間に入る」

まぜる

「仲間に入れる」

やぐい

「ぼろい」という意味です。
新しいものに対して使います。古いものに対しては使いません。

 


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